女性に声をかけてマンションに立ち入った事案 ｜刑事事件の示談交渉を得意とする弁護士

「女性に声をかけてマンションに立ち入った事案」の建造物侵入に関する部分の示談です。

この事件の主要部分は、「女性に卑わいな言動を行った」というものですが、その際にマンション共用部分に立ち入ったことについて別途建造物侵入の成立が問題となっていました。

一般的な商業施設や駅その他の公共施設では建造物侵入が殊更に問題となることはまずないのですが、性犯罪の被害者と建物の管理者が異なっていて、かつその建物が個人や小規模な会社が管理する比較的小さなものだったりすると建造物侵入についても別途示談を考える必要が出てくるケースがあります。

ほとんどのケースでは建物の管理者は立ち入られたことについてさほど問題意識は持っておらず、
「（性犯罪等の）メインの被害に遭った人と示談が成立したのなら」
というように、本丸の被害者との示談がまとまった後で示談に応じてくれることが多くなっています。