書店で写真集数点を万引きしたところ、店員に見咎められて逃走。その際に別店舗の電光掲示板を倒して破損し、窃盗と器物損壊の二つの罪名に問われることとなりました。実刑も含めた前科が複数あって厳しい処分が見通されており、少しでも刑罰の軽減をということで士道法律事務所に依頼が寄せられた事案です。
書店で万引きして逃走中に備品を壊した事案
- 性別:男性
士道法律事務所では大量の刑事事件(示談交渉事件)を取り扱っており、それらを全て過去事例としてデータベース化しています。
このデータベースにより、「事件のパターン分け」というものがある程度可能になっています。
例えば窃盗罪で言えば、
・被害者は「個人」か、「個人商店レベルの店舗」か、「全国規模の会社の店舗」か
・犯行態様は「置き引きやスリ」か、「従業員による現金や商品の領得」か、「客による万引き」か
・被害品は「返還が可能なもの」か、「買取が可能なもの」か、「返還や買取が不可能または無意味なもの」か
大体こういったパターン分けにより受任前の法律相談時点、つまり『相手方(被害者)との交渉を開始する前』から、示談の成否や最終的な結果の予想が9割程度の精度でつくようになっています。
例えば今回の事件について言えば、
被害者A(書店)=「全国規模の会社の店舗」「客による万引き」「買取が可能なもの」
なので、
「示談は基本的に成立しない。商品の買取という形での対応となる可能性大。前科や余罪がなければこれで十分不起訴」
ということが法律相談時点でわかる、ということです。
そして、
「示談は基本的に成立しない。商品の買取という形での対応は可能」
という部分については実際その通りになりました。
ちなみにもう一つの余罪である器物損壊、こちらは罪名と態様が異なるので多少の修正は必要ですが、
被害者B(商店)=「個人商店レベルの店舗」「客による破損」「返還や買取が不可能または無意味なもの」
なので
「示談は基本的に成立する。前科や余罪がなければ確実に不起訴」
ということが法律相談時点でわかっていたことになります。
本件では被害者Aは示談不可で商品の買取、被害者Bは示談成立(修理費の賠償)となりました。
あとは前科さえなければこれで不起訴となったはずなのですが……
さすがに前科の数が多過ぎると、弁護士の方でベストを尽くしたとしても不起訴までは望めず公判請求回避が精一杯となります。
最終的な本件の結果は略式起訴となりましたが、
「公判、懲役を回避してもらえただけで十分ありがたい、感謝しています」
とのお言葉をいただいて幕引きとすることができました。
その他の解決事例
ガソリンスタンドで釣銭を窃取した事案
- 性別:男性
セルフ方式のガソリンスタンドを利用した際に前の利用客の釣銭5,000円が取り残されていることに気付いてこれを持ち帰ったところ、後日防犯カメラ映像を元に逮捕され、釈放後に士道法律事務所に刑事示談交渉の依頼が寄せられた事案です。
解決金の額
5万円刑事事件としての処分
不起訴(起訴猶予)電車内で鞄から財布を抜き取った事案
- 性別:男性
電車内で被害者のバッグから現金1万5000円入りの財布を抜き取り、降車時に被害に気付いた被害者と周囲の乗客により取り押さえられ、警察から釈放された後に士道法律事務所に相談に来られた事案です。
解決金の額
25万円刑事事件としての処分
不起訴(起訴猶予)7年前に店舗で置き引きをした事案
- 性別:男性
店舗で財布入りのカバンを置き引きをして、その後7年経ってから加害者が特定されて取調べを受けることとなり、何とか不起訴を目指したいということで士道法律事務所に相談予約の電話をかけてこられた事案です。
解決金の額
ー(示談不可)刑事事件としての処分
不起訴(起訴猶予)勤務先で商品見本等を転売していた事案
- 性別:男性
勤務先で作成・保管していた商品見本や予備品を無断で持ち帰ってフリマアプリ等で売り捌いていたところ、その事実が勤務先に発覚。何とか示談を取りまとめてほしいということで士道法律事務所に示談交渉の依頼がありました。
解決金の額
480万円刑事事件としての処分
不起訴(起訴猶予)スーパーで財布を窃取した事案
- 性別:男性
スーパーで買い物カゴに置き忘れてあった財布を持ち帰り、後日警察の取り調べを受け、士道法律事務所に刑事示談交渉の相談に来られた事案です。
解決金の額
30万円刑事事件としての処分
不起訴(起訴猶予)


